古事記の時代にさかのぼる神様に織布を捧げる「棚機女(たなばたつめ)」の信仰に、中国から伝わった織女に裁縫や芸事の上達を祈る乞巧奠の習慣があわさり始まったとされる七夕祭り。
江戸時代には七夕の節句は庶民の間にも広がり、短冊に願い事を書いて笹に吊るす習慣も一般的になったようです。
江戸時代の錦絵の世界に、涼を運ぶ七夕の装いや風物を探してみました。
短冊を飾る美人の装いは、なんと鼠柄!
黒と白の小粋な網代格子に藍の差し色涼やな鼠柄の小袖に、緋鹿の子の裏があでやかな差し色になった黒の昼夜帯をあわせたさっぱりとした装い。
金魚涼やかに泳ぐ睡蓮鉢も涼を運ぶ七夕の風景。
塗の乱れ箱を運ぶ女性は、壷たれのような横よろけ縞に水玉模様大胆な小袖に、青海波と波丸文様の帯を締めて。
乱れ箱の中の小袖は、様々な形の貝の模様がなんとも涼やかな一枚。
月に機、秋の草花、水辺風景など一つ一つの模様にも工夫をこらした団扇の手動扇風機が涼しげ!
扇風機をまわす美人は、あでやかな緋色に大輪の菊花が華やかな装い。
中央の美人は白地に藍涼やかな浴衣のようにも見える装い。
浮草に金魚とメダカが涼やかに泳ぐ睡蓮鉢
和の装いで涼やかな風情をプラスして暑さ厳しい季節を楽しく過ごしてみませんか?
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