ここの所裄の長い着こなしが流行っているように感じます。
最近の人は手が長いと言われますがバブルの頃ぐらいまでプレタ着物の裄は64センチぐらいでした。
現在は68センチぐらいが多い気がします。
ほんの数年で人の手がそんなに伸びるとは思えないので、やはり流行なのだと思います。
上の写真は昭和中期ごろぐらいの婦人雑誌の写真なのですが、みなさんすっきりとした裄丈です。
このころは長い裄は玄人とみなされたりしたようです。
諸説ありますが、玄人の方は炊事をしないからとか、
襟を大きく抜く着付けのために裄が長くなるからなどと言われています。
そういった事もあり一般の方やカジュアルな紬、ウールなどは裄をさっぱりと短く仕立てていたのです。
一般の方と玄人さんの違いがよく分かる写真を、
玄人さんは襟を大きく抜き半襟もたっぷりと見せて、
なだらかで小さい肩幅、お袖に隠れた小さい手…
個人的にお姉ちゃんはガタイが良いので少しでも女性らしいフォルムになりたく、
玄人っぽい着こなしが好きです♪
しかし最近の方は襟は抜きすぎると水商売っぽくなるから嫌なんです!
といいつつ裄は長く着たいツンツルてんはみっともない!と…
うむむ中々難しい…
裄丈はスカート丈と同じで好みの問題、流行の問題と捉えているので、
さっぱりとした丈でもなんら問題ないのですが、とは言え流行を追いたい乙女の気持ちもわかりますし、
という事で所作である程度裄を長く見せる事ができるので、
普段している細く見える方法と共に載せてみたいと思います。
一枚目は普通にざっと立ってざっと写真を撮りました。
まあこれが現実なわけですが…
二枚目の写真と比べて軽く4~5キロ分くらいもっさり見える気がします。
まず腕をにょっきり伸ばすのではなく、
肘を少し曲げて腕を振り袖口を親指の腹に引っ掛けるようにしてからそうっとお袖を開きます。
このとき脇は軽く閉めるのがポイントです。
親指の腹に袖口がかかっているのと、肘を曲げているので裄がたっぷりに見えます。
カメラを持つ方の袖口も逞しい腕を少しでも隠してからそっと構えます☆
足はそろえた状態で直立してからどちらか一方の足の膝を斜め前に着物を押す感じで突き出すと
着物の裾がしゅっとしぼまり、下半身がすっきりします。
肩幅が広いいかり肩などの場合は肩をぐっと落とし胸を開く感じで肩甲骨を引き寄せます。
すると姿勢もよくなり首も少し伸びて見えます☆
そしてお姉ちゃんみたいに首が短い場合、アイドルなどがするような顎引きショットは首がなくなるので危険です。
まっすぐか心持顎を上げて撮ると少し首がスッキリ見えます。
こんなことをしなくていいぐらい痩せたいのですが、今すぐ試せるすっきりショットなので、
お暇な方はやってみてください。
腕を下していても少し肘を曲げるだけでこれぐらいは違ってみえます。
ぜひお試しください☆
繰り返しますが、裄の長さはスカート丈と同じで、好みと流行です☆
さあ!裄が短いかも…と見送っていたうちの可愛子ちゃん達をぜひ迎えに来てください(*^^*)
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